女性だけでなく、男性も日焼け止めで紫外線対策をするようになってきた今、メンズ用の日焼け止め商品も多く販売されていますが、『どれを使えばいいの…』『日焼け止めで肌荒れした…』『白浮き、肌が白くなる…』などで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこでここでは、日焼け止めで肌荒れする原因や肌に負担をかけない日焼け止めの選び方、肌に優しく白くならない男性におすすめの日焼け止めをご紹介します。
Contents
日焼けとは?
日焼けとは、紫外線を浴びることによって皮膚が炎症を起こしたり皮膚の色が変化したりすることです。
紫外線により、皮膚の色素が増加したり、皮膚がやけど状態になったり、浴び続けてしまうとDNAが損傷して皮膚がんになる可能性もあります。
日焼けには2種類ある
日焼けには、『サンバーン』と『サンタン』の2種類があります。
画像引用元:Doctors Me
サンバーン(皮膚が赤くなる)
サンバーンは、肌がヤケド(炎症)している状態で、紫外線を浴びた4~5時間後から肌が赤くなり始め、24時間後にはもっとも赤みや痛みが強くなると言われています。
サンタン(皮膚が黒くなる)
サンタンは、赤みや痛みなどを伴わない日焼けで、紫外線を浴びてから3~8日後に皮膚が浅黒く変色して、皮膚の剥がれ始めます。
紫外線には種類がある
紫外線には波長の長さによって、『UVA・UVB・UVC』の3種類に分けられます。
UVA(紫外線A波)
太陽光線の約90%を占める紫外線
雲や窓ガラスを通過するので、肌の奥まで届きシワやたるみの原因になります。
UVB(紫外線B波)
太陽光線の約10%を占める紫外線
UVAより強いエネルギーがあり、皮膚を赤くさせ、ヒリヒリとした痛みを引き起こし、肌の上層に作用してシミやソバカスの原因になります。
UVC(紫外線C波)
空の上のオゾン層に吸収され地表まで届きません。
日焼けは、UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2種類が原因で起こりますが、特にUVBの作用によって、日焼けが引き起こされます。
肌老化の8割が紫外線が原因!
画像引用元:Unilateral Dermatoheliosis
これは、28年間トラック運転手の仕事をしていた69歳の男性の画像なんですが、顔の左半分だけ紫外線を浴び続けた結果、左右が違う肌になってしまったそうです。
肌老化の原因の『80%』が紫外線によって起こってしまいます。
UV-Aによる肌ダメージ=シミ、シワ、たるみ(光老化)
UVAのエネルギーは弱いですが、浸透力が高く肌の奥の真皮層にまで届いてハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞にダメージを与えます。
ダメージを受けた肌は弾力を失い、シワやたるみといった肌の老化現象を引き起こし、さらに、メラニン色素の合成を増やしてシミの原因になります。
UV-Bによる肌ダメージ=日焼け、シミ
UVBは、おもに肌の表面で吸収されるので、肌の奥の真皮層まで達することはほとんどありませんが、UVAより強いエネルギーを持ちます。
浴びたUVBは、表皮に影響を与え、細胞を損傷して火傷のように赤くなったり、メラニン色素が沈着して褐色になったり、シミや皮膚がんの原因になります。
肌老化を防ぐためにも日焼け止めなどでしっかり紫外線対策を行いましょう。
日焼け止めが白浮き白くなるのはなぜ?
日焼け止めを塗っても白浮きしてしまい、肌が変に白くなって恥ずかしい思いをしたことがある方も多いと思いますが、日焼け止めを塗ると白浮きする原因の多くは、『紫外線散乱剤』という成分です。
日焼け止めの種類には大きく分けると、
・紫外線吸収剤
・紫外線散乱剤
この2種類あります。
画像引用元:無添加生活
『紫外線吸収剤』は、化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換して紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぎます。紫外線を防ぐ力が強く、白浮きしないのが特徴ですが、肌への負担が大きい。
『紫外線散乱剤』は、肌の表面で紫外線を反射、散乱させて紫外線が肌に当たるのを防ぎます。UV-AとUV-Bの両方が防ぐことができ、持続効果に優れ、有機化合物ではないので肌への負担が少ないのが特徴ですが、原料が白い粉なので白浮きしやすい。
【紫外線吸収剤】
メリット
・白浮き白くならない
・塗る心地が良い
デメリット
・肌への負担が大きく、敏感な人には刺激が強すぎる
・一定量を超えたら有害物質になり、肌に吸収される
【紫外線散乱剤】
メリット
・持続効果に優れている
・肌への負担が少なく、敏感肌でも使用できる
デメリット
・塗り心地があまり良くない
・白浮きしやすい
このような違いがありますが、基本的には紫外線散乱剤のほうが、肌に負担が少なく、UVAとUVBの両方をカットできるので、紫外線散乱剤の日焼け止めがおすすめです。
日焼け止めで肌荒れする原因は?
紫外線から肌を守るために日焼け止めを塗っても肌が赤くなったり、ヒリヒリして肌が荒れてしまう方もいると思いますが、原因には5つのことが考えられます。
・敏感肌や肌が弱っている
・数値の高い日焼け止めを使っている
・紫外線吸収剤や日焼け止めの成分が肌に合っていない
・日焼け止めがきちんと塗れていない
・日焼け止めを落とせていない
このようなことで肌荒れすることがあります。
敏感肌や肌が弱っている
もともとの肌質が敏感肌や乾燥肌、体調やスキンケアが原因で肌が弱くなってしまっていると肌荒れは起こります。
このような肌の状態では、紫外線などの外的刺激だけでなく、日焼け止めにもいろんな成分が含まれているので、肌が敏感に反応してしまうことがあります。
数値の高い日焼け止めを使っている
日焼け止めには、『SPF』と『PA』といった表示があり、SPFやPAが高いものは、紫外線防御効果が高くなりますが、肌への刺激も強くなります。
海や山などの紫外線が強い場所に行くわけでもないのに『SPF50・PA++++』の最大値の日焼け止めを使っていると肌に刺激を与えてしまい、肌荒れしやすくなります。
紫外線吸収剤や日焼け止めの成分が肌に合っていない
紫外線吸収剤タイプは、紫外線を吸収し、化学反応によって熱エネルギーに変換して放出するので、高い効果が期待できますが、肌の上で化学反応が起きているため、それが肌に負担になってしまいます。
その他、日焼け止めに『アルコール』・『パラベン』・『香料』などが配合されているとそれが刺激になってしまい、肌荒れしやすくなります。
日焼け止めがきちんと塗れていない
きちんと塗ったつもりでも塗れていない部分があると紫外線から攻撃を受けてしまって肌荒れを起こしてしまいます。
日焼け止めを落とせていない
肌に優しい日焼け止めでも肌に残ってしまうと負担になってしまいますし、毛穴を塞いでしまうので、黒ずみやニキビ原因にもなってしまいます。
肌に負担をかけない日焼け止めの選び方
日焼け止めを選ぶときは、数値だけで選んでしまいがちですが、配合されている成分が肌に合っていない場合もあります。
肌に負担をかけない日焼け止めを選ぶポイントをご紹介します。
紫外線吸収剤不使用なものにする
紫外線吸収剤は、肌に大きな負担をかけるので紫外線を防ぐことができても成分によるダメージがあります。
紫外線吸収剤は、
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・オキシベンゾン-3
このような名称で表示されているので、これらの成分が配合されている日焼け止めは避けましょう。
紫外線散乱剤は、
・ノンケミカル
・紫外線吸収剤不使用
・紫外線吸収剤フリー
このようなに表示されていることが多く、『酸化チタン』や『酸化亜鉛』などの天然成分が使われています。
添加物が入っていないもの
紫外線散乱剤の日焼け止めを使っても、『防腐剤』や『合成香料』などが含まれているとそれが肌に負担になってしまいます。
肌に負担になる成分が配合されていないものは、
・パラベンフリー
・無着色
・無香料
このようなに表示されているので、紫外線をカットする成分だけではなく、他の成分もしっかり確認して選びましょう。
また、ニキビができやすい方はシリコンが入っていない『ノンシリコン』の日焼け止めを選びましょう。
数値が高くないものを使う
強い日焼け止めを使っていると、肌荒れしてしまいます。
海や山などの紫外線が強い場所に行くときは、強めの日焼け止めを使う必要な場合がありますが、日常生活の紫外線対策では強い日焼け止めは必要ありません。
画像引用元:ROHTO
『SPF』は、Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略で、UVBによる日焼けで皮膚が赤くなることの防止効果を示す値で、数字が大きいほど日焼け止めの効果が高くなり、1~50+まであります。
『PA』は、Protection Grade of UV-A(プロテクショングレイドオブUV-A)の略で、UVAをカットする効果をあらわす表示です。
PAの効果を4段階に分け、
PA+/UVAPF2~4:効果がある。
PA++/UVAPF4~8:効果がかなりある
PA+++/UVAPF8~16:非常に効果がある
PA++++/UVAPF16~:極めて高い効果がある
日常生活:SPF10〜20/PA+~++
屋外での軽いスポーツ:SPF20~30/PA++~+++
真夏の炎天下でのスポーツなど:SPF30〜/PA+++~
数値が高いものを重ねて塗るよりも数値が低いものをこまめに塗りなおす方が防御効果が高いと言われています。
保湿成分が配合された日焼け止めを使う
肌が乾燥すると敏感になり、肌荒れが進んでしまうので、保湿成分が配合されている日焼け止めを選びましょう。
・ヒアルロン酸
・セラミド
これらが配合されていると肌の乾燥を和らげてくれます。
ボディ用のものを顔に使わない
日焼け止めには、『ボディ用』や『顔用』など、どこに使えるのか表示されていますが、ボディ用の日焼け止めに配合されている成分は、顔用のものより肌への負担は大きいので、ボディ用のものを顔に使うのはNGです。
肌が白くならないメンズ・男性におすすめの日焼け止め!
肌に負担がなく、白くならないおすすめの日焼け止めをご紹介します。
■ZIGEN UVクリームジェル(日常使いにおすすめ)
SPF21/PA++
内容量:50g
価格:3,240円
【顔・体も可能】
ZIGEN UVクリームジェルは、『紫外線吸収剤不使用、パラベンフリー、無香料・無着色、シリコンフリー』で肌に負担がなく、敏感肌やニキビができやすい方でも使用できる男性用日焼け止めです。
・ヒアルロン酸
・スクワラン
これらの美容成分を配合。紫外線だけでなく、乾燥からも肌を守ってくれ、シミやくすみ予防に有効な100%天然オイルの『スクワラン』も配合されているところもポイントです。
ZIGEN UVクリームジェルは、一般的な日焼け止めとは違い、油分をほとんど使用していないので少し硬めのクリームですが、肌馴染みがとても良いです。
塗った直後からさらさらとした透明感のある肌になり、汗や皮脂によるテカリもしっかり抑え、日焼け止め特有のベタつきもなく、石鹸で簡単に落とせるのもポイントです。
さらに酸化チタンや酸化亜鉛などの天然成分にアミノ酸をプラスして紫外線反射剤のデメリットである『白浮き』を解消、肌への負担も軽減され、白浮き、肌も白くならないおすすめの日焼け止めです。
・営業など外出が多い
・市販の日焼け止めでは肌が荒れる
・肌が白くならない日焼け止めを探している
・敏感肌でも使える日焼け止めを探している
・紫外線によるシミやシワを予防したい
このような方におすすめの日焼け止めです。
■QUATTRO BOTANICOボタニカルデイトリートメント&UVブロック (レジャーにおすすめ)
出典:amazon
SPF50/PA++++
内容量:30g
価格:1,998円
【顔・体用】
クアトロボタニコは、国内最高スペックSPF50+/PA++++という高いUVケア効果がありながら『無着色・パラベンフリー・鉱物油フリー・合成香料フリー』で肌に優しく、汗や水に強いウォータープルーフのメンズ専用日焼け止めです。
・ユキノシタエキス
・ビタミンC誘導体
などの美容成分が、紫外線ダメージを受けた肌をエイジングケアしてくれ、世界中から厳選した4種の植物エキス『ビルベリー葉エキス・チャ葉エキス・オウゴン根エキス・チガヤ根エキス』を配合、日中の肌をエイジングケアしながら、紫外線による『しみ』まで防いでくれます。
さらにオイルコントロール処方などで長時間、皮脂テカリやベタつきを抑え、白浮き、白くならない乳液タイプのおすすめの日焼け止めです。
・日焼け止め特有の匂いやべたつきが苦手
・紫外線ブロック機能が高いメンズ日焼け止めを探している
・ゴルフやアウトドア、スポーツなど日焼け止めを塗る機会の多い
・汗や水で落ちない、メンズ専用の日焼け止めを探している
このような方におすすめの日焼け止めです。

医薬品などの品質管理基準をクリアした国内GMP認定工場にて製造、国産、有用成分の100%は植物原料なので、副作用の心配もなく、安心して飲み続けられるのもポイントです。
まとめ
メンズ・男性の肌に負担がなく、白くならないおすすめの日焼け止めをご紹介しました。
シミやシワ、たるみといった肌老化を防ぐためにも、しっかり紫外線対策を行い、いつまでも若々しい肌を保ってくださいね。